top of page
執筆者の写真morinone

【春のレシピ】日向夏のスパイスマーマレード

【季節のレシピ】

季節の恵みである旬の食材、保存食や発酵食を使った日々のごはん。

自家製調味料や時々おやつも。

季節を感じて愉しみながらつくってみませんか。

ここでは、そんなすこやかなくらしをお手伝いするレシピをご紹介していきます。


・・*・・*・・*・・



先日、宮崎の友人から届いた今が旬の日向夏(ひゅうがなつ)。

日向夏は宮崎を代表する柑橘のひとつです。


柚子の突然変異種と考えられているのだそうで、確かに柚子に似たさわやかな香りがします。

鮮やかな黄色で見た目は小さいグレープフルーツといった感じ。

味もグレープフルーツに近いですが、酸味が少なくさっぱりした甘さです。

皮の白いワタは苦味がなくふわふわとしてほんのり甘みがあるので、果肉と一緒に食べるのが一般的。

宮崎では昔から、なんと醤油をかけて食べる人もいるのだそう。



自然栽培で皮もおいしく食べられし、せっかくだからマーマレードにしよう♪

ということで、朝から鍋でコトコト。


クローブ、カルダモン、シナモン、生姜、それと、これまたハーブを育てている友人が送ってくれたレモンマートルの葉を加えて、スパイス香るマーマレード にしてみました。

爽やかな酸味を生かして、はちみつときび糖は日向夏の40%で甘さ少なめに。

スパイスマーマレードは肉料理やチーズなどにも合うので幅広く楽しめます。


鍋でコトコト時間は、呼吸が深くゆっくりになり気持ちが穏やかになりますね。

キッチンがいい香りに包まれました~♪



*・・*・・*・・*・・*


【日向夏のスパイスマーマレード】


〈材料〉保存びん150ml×2本文


・日向夏・・・6個(約650g)

・はちみつ・・・160g

・きび糖(砂糖)・・・100g

・水・・・2cup

・レモン汁・・・大さじ1

・クローブ・・・6粒

・カルダモン・・・3粒

・シナモン・・・1本

・生姜(すりおろし)・・・大さじ1

・レモンマートル(あれば)・・・1~2枚

(レモングラス適量かレモン汁を多めにしてもよいです)


*今回は、はちみつときび糖を合わせて、日向夏(皮と果肉)の質量の40%にしていますが、甘さはお好みで調整してください。

*他の柑橘類でも作ってみてください。柑橘類はできれば国産、無農薬、ノーワックスのものを。



〈作り方〉


①日向夏は洗ってヘタを取り四つ割りにして皮をむく。皮は薄切りにする。

 *日向夏の白いワタは苦味が少なく甘みがあるので入れますが、他の柑橘類を使う場合は苦味が強いので、できるだけ取り除く。


②鍋に①とたっぷりの水を入れ、一煮立ちさせる。ザルにあげて水にさらし、しばらく置いたらザルにあげて水気を切る。


③果肉はタネを取る。*タネはとっておく。


④カルダモンは中の粒を取り出し、クローブ、日向夏のタネと一緒にお茶のパックに入れる。

 *後で取り出しやすいように。*タネにはペクチンが多く含まれとろみになる。


⑤鍋に、②と③、分量の水、④、シナモン、すりおろし生姜、レモンマートルを加え、中火にかける。

 煮立ってきたら火を弱め、アクを取りながら20~30分煮る。



⑥パックとシナモン、レモンマートルを取り出し、弱火にして、きび糖を加える。

 焦がさないように混ぜながら、皮が柔らかくなり好みのとろみ加減になるまで、10~15分程煮詰める。最後にはちみつを加え混ぜる。


⑦熱いうちに煮沸消毒したびんに詰め、脱気する。


◆保存の目安(開封後):冷蔵庫で約3ヶ月


*・・*・・*・・*・・*



スパイスマーマレードは、パンに塗ったり、肉料理のソースにしたり、ヨーグルトに添えたり、焼き菓子に使ったり、ビターなチョコに合うなど、いろいろと楽しめます♪


その中でもチーズと合わせるのが一番のおすすめです!

クリームチーズと混ぜてもおいしいのですが、こんなランチはいかがでしょう。


パンの上に薄く切ったカマンベールチーズをのせて軽くトースト。

そこにスパイスマーマレードをたっぷりのせて、その上に砕いたナッツをパラパラ。

仕上げに粗挽き黒こしょうをザクザクかけていただきます。



ほんのり甘酸っぱくて、コクがあって、ほろ苦辛くて、香ばしくて、

何層も重なる味わいが楽しくて、ほんとやみつきになります!


スパイス香るマーマレード、お好みの味に調整しながらぜひお試しくださいね♪



*・・*・・*・・*・・*



インスタグラムでも、自家製保存食や発酵食、日々のお料理、季節のことなどをアップしています。

よかったらこちらをクリックしてご覧ください。






閲覧数:3,116回0件のコメント

Comments


bottom of page