今回のワークショップは、3月に開催した時に参加が難しかった方からのお声がけがきっかけで、追加開催することになりました。味噌仕込みには少し遅い時期での追加開催にもかかわらず、満席で行うことができ、変わり味噌づくりは毎回人気のワークショップです。
さほど強い日差しではありませんでしたが、夏を感じる空気感が漂ってる日でした。
風が穏やかに暖簾を揺らす心地の良い天候で、スタッフはほっと一安心。
(なぜか、ワークショップ開催の日は天候のよろしくない日が多くて…)
まずはテキストに沿って、お味噌のお話をしていきます。
これまでノブさんが仕込んできた変わり味噌を並べて、色の違いの理由やその味の特徴なども説明していきます。
今回のワークショップは、4種のお味噌の組み合わせから、お選びいただいたお味噌を2種仕込むという内容です。
(中には追加材料をご購入されて、3種を頑張って仕込まれた方も!
こちらのお味噌は、全種プチランチで「きき味噌」を愉しんでいただきます。
そして、お味噌の仕込み作業に入ります。
麹と塩を混ぜてもみこんだ状態の確認も、ノブさんのデモの様子を見ながら確認できるので安心です。
ノブさんの説明と共に、材料を混ぜてこねて潰していきます。
これが、この日の初夏の暑さも手伝って、なかなか大変な工程。
皆さん立ち上がって力を込めて仕込んでいきました。
全て仕込み作業が完了したお味噌は、皆さんのご自宅で保存容器に詰めて頂いて、それぞれの自家製味噌完成まで育てていただきます。
美味しいお味噌に仕上がりますように!
最後は、先程の変わり味噌8種とノブさん特製お豆や味噌のディップ2種などをお楽しみいただけるプチランチです。
野菜スティックや蒸し野菜、おむすびに付けてお召し上がりいただきました。
「どれとどれを組み合わせようか?」
「これとこの組み合わせが好き!」
など、おそらく皆さん口に出しておしゃべりしながら楽しみたかったとは思いますが、現状のコロナ対策にてそこは頭の中だけでつぶやいていただくことになりました。
そこは、毎回とても残念なところですが、仕方ありませんね。
(※実際お召し上がりいただく際は、パーテーションのあるテーブルにて横に並んだ座席でお出ししています。)
食後に、食べ比べしてどのお味噌がお好みだったかなどご感想を伺いました。
これまでは甘味噌が人気でしたが、今回の結果は少し違って、濃い味わいの黒千石大豆のお味噌というお声が多くあがっていました。お酒のお供にしたいというお酒好きの方が多かったようですね。
味覚というものは、その方々の記憶や普段の趣向の違いなどで個々に異なるものなのだなぁ、と毎回結果が楽しみになっています。
プチランチのメニューでは、ノブさん特製のクミンの効いた小豆のスパイシーディップや白花豆の白味噌ポタージュスープは一番人気でした。
【ご参加いただいた皆さまからの感想】
●過去にいくつか味噌づくり講座の経験はありますが、今回のポリ袋を使った簡単な仕込み方を知り、今後の味噌づくりのハードルが下がりました。保存びんを使っての保存方法の説明もすごく分かりやすかったです。
●お味噌作り初です。コロナの影響で自分自身の食事をしっかり考えるようになりました。それ以降、苦手だった発酵食品にもハマり、自分で作ることに興味を持ちました。
●資料もわかりやすく丁寧で、説明のスピードも良くてとても聞きやすかったです。ランチもプチではなくとても満足するランチでした。発酵食に興味があるので、これからも注目していきます。
またここから、新しいお味噌づくり時間が始まる方々が8名様いらっしゃいます。
暮らしの中にお味噌を「見て」「香って」「感じる」という時間が緩やかに流れることを想像すると、なんとも嬉しい気持ちになります。
そして、完成した「手前味噌」を美味しく「食して」身体も喜ぶ日が訪れることを祈っています。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
【おまけのお話】
今回のワークショップ開催時、キッチンスタジオには籠にもられた大きな大きなレモンが飾られていました。
でもこれ、実はただ飾っていたのではなく、ノブさんの自宅のお庭に120個以上実ったレモンのお裾分けだったのです!
皆さん、大事そうに手に取ってお持ち帰りいただいていましたよ。
皮ごと活用できる無農薬のレモンですから、はちみつ漬けやシロップなど美味しく召し上がっていただけると嬉しいです。
モリ乃ネキッチンスタジオでワークショップ開催時には、この様な看板をお出ししています。
皆さんが迷わずこのビルを見つけて頂けますように。
ご近所の方にも、ご興味を持っていただけたらなぁ、と看板はアナウンス係もしております。w
Comentários