【ことごと綴り】冬の土用養生編


まだまだ寒さが厳しいですが、季節は冬の土用へ移り変わります。

春へ向かう準備期間とも言えます。

寒さで縮みこんでいる身体を温まる季節に備えて徐々に整えていきましょう。


今回は、五季の中の「冬の土用」の養生についてのことごとを綴っていきたいと思います。

※五季という考え方は、古代中国で始まった「五行説」と深い関わりがあります「五行説」について詳しくはこちらをご覧ください。




【冬土用の食養生】


冬の終わりのこの時期は、「気が乱れる時期」とも言われ、免疫力低下により感染症や喉の風邪にかかりやすくなり、肌荒れなど、乾燥によるトラブルも起こりやすくなるといわれています。


身体の変調は次の季節へと移行するために身体が抵抗力をつけていると捉えるといいかもしれません。


体調が良い、悪いではなく、自分の身体の声に耳を傾けてじっくりと季節の養生をしていく繰り返しが、自然と共に生きることになるのですね。


この時期は、胃腸の疲れも出てくるため、食欲不振、消化力の低下、そして気力まで低下する恐れがあります。


ご馳走や、こってりとしたメニューはほどほどにして、小食を基本に胃腸を休ませることが冬の土用の養生です。

質素な食事をよく噛んでしっかりと味わうことは、この時期大切なこととされていて、「日々の食を見直す」ことともいえます。



「土の季節」は黄土の黄色に象徴され、「黄色」くて「甘み」のある食べ物(玄米、あわ、きび、さつま芋など)が食薬になります。



〈おすすめの養生食材〉


玄米・あわ・きびなどの全粒穀物類

白菜・ブロッコリー

さつま芋・里芋・山芋

蕎麦・玄米餅

味噌・甘酒・酒粕

干し芋・干し柿・切り干し大根

沢庵などの漬物


以下の料理もぜひ参考にしてみてください。



〈おすすめの料理〉


・七草粥

・さつま芋ごはん

・刻み沢庵入り炒飯

・白菜と鮭の粕汁

・白菜と豆の酒粕シチュー

・とろろ蕎麦

・里芋の味噌煮

・切り干し大根とブロッコリーとツナのサラダ

・切り干し大根の煮物

・白菜の漬物

・干し柿入りなます

・玄米甘酒豆乳

・小豆とかぼちゃのいとこ煮

など









【冬土用の暮らしの養生】


寒さが極まるこの時期は特に、太陽の光を感じる時間というものは、なんだかちょっと得をしたようで、元気が出る気がしませんか?


実は、太陽の光は、身体と心の健康に大きな影響力を持っているのだそうですよ。


皮膚が、太陽光(紫外線B波)にさらされると、体内でビタミンDがつくられます。


このビタミンDは、小腸でのカルシウムの吸収を促進して、排出を防ぐため、骨の健康のためにとても重要です。

最も新しい研究では、ビタミンDレベルが最適な高齢者は、低い方と比べ、認知機能障害のリスクが半減したとか。


日光にあたることが少ない生活や、常に日焼け止め剤などで紫外線をしっかりブロックしている人は、ビタミンD欠乏の危険性が高くなってしまいます。

また、冬季は特に日照量が少ないためビタミンDがどうしても不足しがちです。

身体のビタミンDの生産量は、夏季の晴天とくらべて、晴天でも半分に、曇天では4分の1に減少するそうですから。



適度な日光浴をするか、食事などでビタミンDを適切に摂取することは、健康のために大きな利益がありそうですね。

なんといっても太陽光は無料ですから!w


適度な日光浴とは、条件にもよりますが、週に3日、1日に約15分間、日差しが強い時間帯に日焼け止めなしの状態で、肌の3~4割を日光にさらすことで十分なようです。


休日に少し散歩をするのもいいですし、通勤時に意識して日向を歩くのでもいいと思います。

また、日当たりの良いお庭やベランダ、窓辺で植物のお世話をするといったことも、身体や気持ちのリフレッシュに良さそうですね。


みなさまの健やかな暮らしのご参考になれば嬉しいです。


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