【豆の教室 byべにや長谷川商店/イベントレポート】


9月23日 秋分の日。

涼しくなってきた気候が少し後戻りをして、少し汗ばむくらいの晴れ!

モリ乃ネのイベント開催日にはちょっと珍しいくらいのよいお天気でした。w


そんな季節の中、第1回目の開催を迎えることができました「豆の教室」。

モリ乃ネスタッフのヒロミがレポートいたします!



エントランスのドライフラワーも秋の装いに替えて皆さんをお迎えする準備は万端です。


この日は、ノブさんが愛してやまない豆のおいしさや素晴らしさをより多くの方に知っていただきたい、豆料理をもっと気軽に楽しんでいただきたいという想いと、みなさまからのリクエストを受けて、待望の「べにや長谷川商店」の長谷川清美さんによる「お豆の教室」が開催されました。


「べにや長谷川商店」さんは、昭和元年より北海道遠軽町にて北海道産の豆類を扱う老舗豆専門店。


特に力を入れているのは、農家が何代にもわたり自家用につくっている、地域にごくわずかにしか残ってない在来種の豆です。


在来種とは、何代にもわたってその土地でつくられてきた作物のことで、固定種ともよばれています。

農家が自家採取をして代々作り続けてきた在来種は、自然の織り成す気候、風土に合ったかたちで育ち、その地域の食文化をつくってきました。


何十年もずっとつくられ続けてきた理由は、ただ「おいしい」から。


「べにや長谷川商店」で取り扱っている商品は、品質と味にこだわり、添加物、保存料をできるだけ使っていないもの、手間を惜しまず、つくり手の思いが感じられるものを厳選して揃えています。


長谷川清美さんは、「べにや長谷川商店」の長女で、販売会社「べにやビス」の代表取締役。


豆の販路を広げるほか、豆料理の実習のみならず、在来種の豆、農家の暮らし、保存食、郷土食などについての講義をまじえた教室を開いて、豆料理や郷土料理など豆の食べ方の普及に力を注いでいらっしゃいます。


また、現在稀少品種となってしまった在来種の豆のを守るため、全国、いえ、全世界を飛び回っています。

世界各国の豆料理の現状、食文化を取材され、訪れた国はなんと60か国以上なのだそうです!




本日ノブさんは清美先生のお手伝い。


『べにや長谷川商店の豆料理』『べにや長谷川商店の豆図鑑』『日本の豆ハンドブック』『バーミキュラで豆料理』など著書も多数。



キッチンスタジオはテーブルのアクリル板を増設して対策を万全にしてセッティング完了!



この「豆の教室」は、開催のお知らせをしてから、早い時点で12名満席となり、キャンセル待ちも承っていたほどの人気。



この日はなんと7種類の大豆を使って豆の調理方法や豆についてのお話をしていただきました。





こちらが7種類の大豆。一口に大豆といってもこれだけの種類があるなんて、かなり驚きでした。




これらを、その豆ごとにあった調理法で調理していきます。




戻さないで炒る豆。



戻してから炒る豆。



ハーブと一緒に戻す豆。



戻さないで茹でる豆。



戻してから蒸す豆。



基本の「戻す」「茹でる」「蒸す」にもいろいろと秘訣があって、皆さんのメモをとる手がとまりません!


実習をすすめながら、「時短」の方法や「細切れタイム」を上手く使う方法など、「豆料理」というと「なんだかハードルが高い…。」と思われがちな部分をほろほろと解きほぐしてくれる様な、貴重なお話を伺うことができました。



皆さんの「豆調理」に対するハードルがすこしでも下がって、「豆料理」が食卓にのぼる機会が増えたら嬉しいです。


「お豆を炊ける」。

そう言えるだけで、なんだか料理上級者になれた気がしてしまうのは私だけでしょうか。w




「お豆愛」が深い清美先生の、興味深いお豆のお話は尽きることがありませんでした。



炊いた豆を調理したランチがこちら!


・間作大豆としょうがのご飯

・ほぐし豆腐豆乳スープ(青大豆)

・甘酢&のりがけ(黄大豆・黒千石大豆)

・蒸し豆のハーブソース和え(青大豆・黒豆・間作大豆)

・豆のナムル風(鞍掛豆)

・ヨーグルト和え(紅大豆)



全て豆料理の豆尽くしランチ。

噛み応えもあってボリューム満点!

ぜ~んぶ大豆なのに、それぞれに異なる味わいや風味の料理に思わず箸がすすみます。


こちらのランチメニューのレシピもテキストには記載してありますので、本日の実習をもとにおうちでも挑戦していただけたら、と本日使用した7種(それ以外にもモリ乃ネてお取り扱いしているお豆も)の計量販売も最後に開催。


先生の著書と一緒に、100グラムずつ全種をご購入された方もいらして、意気込みが伝わってきました。




今では「豆の水煮」などが簡単に手に入りますね。

そちらを使う方がかなりの時短になることは確かでしょう。


でも、自分で炊けば、完全無添加であることは明らかですし、摂れる栄養価も違ってきます。


豆の茹で汁や煮汁にもビタミン、食物繊維など水溶性の栄養素が溶け出しているそうです。

スープやみそ汁のだしに使えたり、ご飯を炊く時の水として使用したりすれば、カラダの中にしっかりと取り入れることもできます。


それに、なんといっても炊いた豆の美味しさにはかないません。

絶妙な歯ごたえや風味、様々な種類の豆の食感や色を味わう愉しさ!


現代において「超らく」を選択できるシーンはたくさんあります。

でも失っているものも実はそう少なくないのではないかなぁと、料理という暮らしの中の時間ひとつをとっても感じる様になった私です。