top of page
  • 執筆者の写真morinone

【豆の教室 基本編②小豆 べにや長谷川商店/イベントレポート】


1月10日 成人の日。 モリ乃ネキッチンスタジオへ向かう途中で、晴れ着姿の娘さんを見つけました。

思わず「おめでとうございます!」と声を掛けたくなってしまい、完全に母目線になった自分に気づきました。w


太陽は身を潜めてしまう肌寒い日でしたが、モリ乃ネキッチンスタジオには、またたくさんのみなさんが訪れて下さいました。 「豆の教室 第2回目 基本編②小豆」を開催しました。。 ますます“豆好きムード”満載となりましたこちらの様子を、モリ乃ネスタッフのヒロミがレポートいたします!




この日は、ノブさんが愛してやまない豆の、おいしさや素晴らしさをより多くの方に知っていただきたい、豆料理をもっと気軽に楽しんでいただきたいという想いと、みなさまからのリクエストを受けて、「べにや長谷川商店」の長谷川清美さんによる「お豆の教室」第2回目、基本編②小豆の回が開催されました。


「べにや長谷川商店」さんは、昭和元年より北海道遠軽町にて北海道産の豆類を扱う老舗豆専門店。


特に力を入れているのは、農家が何代にもわたり自家用につくっている、地域にごくわずかにしか残ってない在来種の豆です。


在来種とは、何代にもわたってその土地でつくられてきた作物のことで、固定種ともよばれています。


農家が自家採取をして代々作り続けてきた在来種は、自然の織り成す気候、風土に合ったかたちで育ち、その地域の食文化をつくってきました。


何十年もずっとつくられ続けてきた理由は、ただ「おいしい」から。


「べにや長谷川商店」で取り扱っている商品は、品質と味にこだわり、添加物、保存料をできるだけ使っていないもの、手間を惜しまず、つくり手の思いが感じられるものを厳選して揃えています。


長谷川清美さんは、「べにや長谷川商店」のご長女で、販売会社「べにやビス」の代表取締役。


豆の販路を広げるほか、豆料理の実習のみならず、在来種の豆、農家の暮らし、保存食、郷土食などについての講義をまじえた教室を開いて、豆料理や郷土料理など豆の食べ方の普及に力を注いでいらっしゃいます。





また、現在稀少品種となってしまった在来種の豆のを守るため、全国、いえ、全世界を飛び回っています。


世界各国の豆料理の現状、食文化を取材され、訪れた国はなんと60か国以上なのだそうです!




本日は“基本編②小豆”。 この写真の豆は全て小豆の種類なんですって!

小豆と言えば右下の小豆色のものしか知らなかった私には、初めから衝撃的なお話がどんどん出てきます。w 基本的にはデモンストレーションをして進んでいく内容ですが、ランチに召し上がっていただくメニューを仕込んでいくので、豆の戻し方、茹で方などもいろんなパターンが出てきます。












①基本の調理方法(煮る・餡を作る・保存など)


②小豆と緑豆のアレンジ料理


*基本のつぶ餡(小豆餡・緑豆餡)


*小豆クミン風味(甘くない餡)


*小豆カレーと緑豆のスパイスライス


*緑豆餡の豆花(トウファ)





小豆の豆知識・在来種の豆のお話などは、流石60か国以上を取材されたご経験から、生きたお話が次から次へと繰り広げられて、皆さんのテキストは書き込んだ細かな文字だらけです。


清美先生のお手伝いをしているノブさんも思わずメモメモ。w


尽きることのない“豆愛”に、皆さんも負けてはいないところがまた、私には驚きです。

もちろん、初心者の方への丁寧な説明もして下さいますが、豆にまつわる話がこんなに伺える機会はなかなかないでしょうね。


しかも、清美先生の豆料理は世界に羽ばたいていますから、スパイスやオイル、バターが多く活用されていて、その調理法もとても参考になります。









ランチタイムのメニュー。

小豆尽くしメニューと言われてこのようなランチが出てくるとはいい意味で裏切られた感じがしました。 味はもちろん、歯ごたえ、舌触り、香りまで異なる品々が全部“小豆”!!! 豆なので満腹感もたっぷり。


これだけ多種のアレンジを目の当たりにすると、作ってみたくなりますよね。

皆さん、教室の終了後には、豆をお買い求めになってお帰りになりました。


是非、美味しくて栄養満点の豆料理が、食卓にのぼる機会が増えたらいいな、と思います。


ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

次回の「豆の教室 基本編③ いんげん豆」は2022年3月21日(月祝)に開催予定をしております。

詳しくは、公式LINEやインスタ、FBなどでお知らせいたします。


*・・*・・*・・*

昨年末に発売となった長谷川清美先生の新刊『豆くう人々ー世界の豆探訪記』。

清美先生が、在来豆をつくり・育て・食べる「豆くう人々」を探して、世界66カ国を取材した記録から、約30

カ国のエピソードを厳選して紹介しています。

足でかせぎ、胃袋で味わった旅の記録。普段の豆料理70品も収録。


豆の教室でも、少しだけその旅のエピソードや世界の豆料理のお話がありました。

モリ乃ネキッチンスタジオでも本を販売しています。





閲覧数:104回0件のコメント
bottom of page