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【芒種のレシピ】(およそ6月5日~6月20日)らっきょう漬け
【季節のレシピ】
季節の恵みである旬の食材でつくる保存食や発酵食と日々のごはん。
自家製調味料や時々おやつも。
季節を感じて愉しみながらつくってみませんか。
ここでは、そんなすこやかなくらしをお手伝いするレシピをご紹介していきます。
※二十四節気「芒種」についてはこちら。
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【らっきょう(辣韭)】

芒種の時期になると、店頭でもらっきょうが山積みになって売られているのを見かけますね。
らっきょう特有の香りのもとは「アリシン」という成分で、疲労回復や滋養強壮に効果があるといわれています。
免疫力アップ、血行促進、食欲増進にもよいそうです。
胃もたれや食欲がないなど、夏バテに積極的に摂ってみてはいかがでしょうか。
らっきょうは、芽が出過ぎていないものが新鮮です。
傷のないふっくらと丸みを帯びたものを選び、芽が出やすいので、なるべくその日のうちに下処理をしましょう。
今回はノブさんおすすめの3種のらっきょう漬けのレシピをご紹介します。
漬けたてから少しずつ変化する味を楽しめるのは自家製ならではなので、ぜひ作ってみてくださいね。

《らっきょうのレシピ》・・・・・・・
①らっきょうの甘酢漬け
②らっきょうの味噌漬け
③らっきょうの実山椒醤油漬け
【らっきょうの下処理】
*3種共通(下処理した1kgのらっきょうで3種のらっきょう漬けをつくります。)
薄皮をむいて塩をまぶし、湯通ししてから好みの味に漬けます。

〈材料〉
・らっきょう:1kg
・粗塩:20g

① らっきょうをボウルに入れ、1つずつにばらしながら水で洗って泥を落とし、芽とひげ根(できるだけ浅めに)を切り落とす。

② 再び水をはったボウルに入れて、薄皮をきれいにむく。傷があるものは傷がなくなるところまでむく。
③ ザルにあけて水けをきり、ボウルに入れて塩をまぶす。1時間ほどおくと水分が出てくる。

④ 鍋で沸かしたたっぷりの熱湯に③を入れ、10秒ほどで引き上げる。ザルにあげて粗熱がとれたら水けをよく拭きとる。
*水けが残っていると傷みの原因になるので気をつける。
▼下処理した1kgのらっきょうで3種のらっきょう漬けをつくります。
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【らっきょうの甘酢漬け】
ぜひつくりたい定番のらっきょう漬け。

〈材料〉1Lくらいの広口保存びん1本
・らっきょう(下処理したもの):500g
〔甘酢〕
・米酢:400ml
・みりん:50ml
・きび糖(または砂糖):200g
・塩:大さじ2
・赤唐辛子(種を取る):1本
① 鍋(ホウロウまたはステンレス)に甘酢の材料を入れて中火で沸騰させる。きび糖が溶けたら火を止めて冷ます。
② 清潔な保存びんにらっきょうを入れて甘酢を注ぎ、赤唐辛子を加える。
〈食べ頃〉フレッシュ感を味わうなら1週間後から。味がなじむのは1ヶ月後から。
〈保存〉冷蔵庫で1年間が目安。

白砂糖で甘酢をつくると淡い色味の甘酢漬けになります。
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【らっきょうの味噌漬け】
こっくりとした味わいでおつまみにもおすすめ。

〈材料〉500mlくらいの広口保存びん1本
・らっきょう(下処理したもの):200g
〔味噌漬けのもと〕
・味噌:150g
・みりん:大さじ3
・きび糖(または砂糖):40g
① ボウルに味噌漬けのもとの材料を入れて混ぜ合わせる。らっきょうを加え合わせる。
② 清潔な保存びんに移し入れる。
〈食べ頃〉フレッシュ感を味わうなら1週間後から。味がなじむのは1ヶ月後から。
〈保存〉冷蔵庫で1年間が目安。

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【らっきょうの実山椒醤油漬け】
ピリリとした味わいがクセになります。

〈材料〉500mlくらいの広口保存びん1本
・らっきょう(下処理したもの):200g
・実山椒:30g(お好みで調整)
・米酢:80ml
・しょうゆ:80ml
・みりん:大さじ2
・刻み昆布:3g
① 実山椒は軸を取って7分間茹でて冷水に1時間つけてアクを抜く。ザルにあげて水けをよく拭き取る。
② 清潔な保存びんに全ての材料を入れる。
〈食べ頃〉フレッシュ感を味わうなら1週間後から。味がなじむのは1ヶ月後から。
〈保存〉冷蔵庫で1年間が目安。
