11月も半ばを過ぎましたね。
この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなり夜空には月が明るむ季節へと移り変わります。
「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」という言葉を耳にしたことはありますか。
井戸の水を汲み上げる滑車を使った桶が井戸の底へさっと落ちていく様に例えて、他の季節に比べ秋の夕暮れはあっという間であることを表すことわざです。
実際に6月の日没時刻は19時頃で、その後ゆっくりと暗くなっていきますが、11月になると日没時刻は16時30分頃となるうえに、日没後は急速に暗くなっていくのだそうです。
11月 【和風月名 霜月 】
立冬 11月8日~11月21日
初候:山茶始開(つばきはじめてひらく) 11月7日〜11月11日頃
次候:地始凍(ちはじめてこおる)11月12日〜11月16日頃
末候:金盞香(きんせんかさく) 11月17日〜11月21日頃
小雪 11月22日~12月6日
初候:虹蔵不見(にじかくれてみえず) 11月22日〜11月26日頃
次候:朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)11月27日〜12月1日頃
末候:橘始黄(たちばなはじめてきばむ) 12月2日〜12月6日頃
【冬の食養生・身体養生】
冬の養生についてはこちらをご覧ください。
季節の保存食アレンジレシピ
『ハーブ香る ミックス大豆のおいなりさん』
前回ご紹介しました季節の保存食『ミックス大豆のハーブピクルス』を使ったアレンジレシピです。
「ミックス大豆のハーブピクルス」の大豆、玉ねぎ、ディル、スパイス、ピクルス液と、余すところなく使って混ぜ寿司をつくり、それをお揚げに詰めておいなりさんにしました。
ディルやピンクペッパーがさわやかに香り、シャキシャキした食感の玉ねぎとマスタードシードがアクセントとなった大人の洋風おいなりさん。
ご飯の中に見え隠れする3色の大豆がカラフルで見た目も華やかです。
秋の行楽のおとも、おもたせやおもてなしなどにおすすめです。
【材料】8個分
・温かいご飯(かために炊く):1合分(約300g)
・ハーブピクルスのミックス大豆:100g
・ハーブピクルスの玉ねぎ:適量
・ハーブピクルスのディル:適量(細かく刻む)
・ハーブピクルス液(マスタードシード適宜):大さじ3
・塩:小さじ1
・砂糖:小さじ1
〈トッピング〉
・ハーブピクルスのピンクペッパー:適宜
・ディル(フレッシュ):適宜
・レモンorすだち:適宜(薄くスライス・1/4カット)
〈お揚げ〉
・油揚げ:4枚
〈A〉出汁:200ml
〈A〉みりん:大さじ3
〈A〉醤油:大さじ3
【つくり方】
①油揚げは、1枚ずつまな板にのせ、上から箸(割り箸など角があるものの方がよい)を軽く押し付けながらコロコロと転がします(こうすると油揚げが開きやすくなります)。
半分に切り、切り口から親指を入れて穴が開かないように気をつけながらゆっくりと角まで開いて袋状にします。
沸かした湯に入れ2〜3分ゆでて油抜きします(味が染み込みやすくなります)。水にとって冷まし、2〜3枚ずつ両手で挟むようにして水けを絞ります。
②鍋に〈A〉を入れて中火にかけ、煮立ったら油揚げをずらしながら並べ入れます。
落とし蓋をして再び煮立ったら弱火にして10〜15分煮含めます。
数回、煮汁を油揚げの上にかけてまんべんなく味が染み渡るようにしながら、鍋底に少し煮汁が残るくらいまで煮たらOKです。
鍋のまま冷まして味を染み込ませ、冷めたら揚げを両手に挟んで汁気をきります。
*煮汁とっておき、ご飯を詰めるときに手を湿らせる用に使います。
③ ハーブピクルス液に塩、砂糖を加えてよく混ぜ合わせます。
温かいご飯に回し入れ、切るように手早く混ぜ合わせます(余分な水分を飛ばします)。
ハーブピクルスのミックス大豆、玉ねぎ、細かく刻んだハーブピクルスのディルを加えて混ぜ合わせます。
8等分にして軽く丸めておきます。
④②の油揚げの口を内側に折り返し、③の混ぜ寿司を詰めます。
ハーブピクルスのピンクペッパー、ディル、スライスしたレモンなどをトッピングします。
できあがり。
季節の保存食アレンジレシピ
『ハーブ香る ミックス大豆のおいなりさん』
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