2月も半ばになりましたね。
長かった冬が明けて、日もだんだんと長くなり、初めて春の兆しが表れてくる頃です。
草木が芽吹き、花が咲き、多くの動物たちが活動を始める、命の躍動を感じる季節。
春を迎えた喜びと年が明けた晴れやかさに、最も華やいだ時季だったことでしょう。
この立春から始まる新しい年に初めて汲む水を「若水(わかみず)」といって、健康や豊作、幸福を招く水とされています。
まず神棚にお供えをして、それから食事の仕度や洗顔に使います。
この若水でいれるお茶を「福茶(ふくちゃ)」といいます。煎茶やほうじ茶に、結び昆布や小梅などを入れていただきます。
3日の朝、じっくりと沸かしたお湯でお茶をいれてみてはいかがでしょうか。
2月 【和風月名 如月 】
立春 2月4日~2月18日
初候:東風解凍(はるかぜこおりをとく) 2月4日〜2月8日頃
次候:黄鴬睍睆(うぐいすなく) 2月9日〜2月13日頃
末候:魚上氷(うおこおりをいずる) 2月14日〜2月18日頃
雨水 2月19日~3月4日
初候:土脉潤起 (つちのしょううるおいおこる) 2月19日〜2月23日頃
次候:霞始靆 (かすみはじめてたなびく) 2月24日〜2月28日頃
末候:草木萌動 (そうもくめばえいずる) 2月29日〜3月4日頃
【春の食養生・身体養生】
春の養生についてはこちらをご覧ください。
季節の保存食アレンジレシピ
『ねぎたっぷりチヂミ風』
前回ご紹介しました季節の保存食『うまだし ねぎ醬油だれ』を使ったアレンジレシピです。
チヂミのかけだれに、長ねぎたっぷりの『うまだし ねぎ醤油だれ』を使いますが、生地にも長ねぎをどっさり入れます。
旬の長ねぎの甘み、旨み、香りを存分に味わえるチヂミです。
ごま油でカリッと焼いたチヂミに、コチュジャンとお酢をプラスした『うまだし ねぎ醤油だれ』が食欲をそそり、あとを引く美味しさです。
【材料】2人分(26cmフライパン1枚分)
・長ねぎ:1本(約100g)
・にんじん:1/3本(約50g)
・卵:1個
・冷水:100ml
・米粉 :1/2cup(80g)
・片栗粉:1/4cup(40g)
・塩:小さじ1/4
・かつお削節:3g
・白いりごま:大さじ1
・ごま油:大さじ2
〈かけだれ〉
・うまだし ねぎ醤油だれ:大さじ4
・コチュジャン:小さじ1/2
・酢:小さじ2
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【つくり方】
①長ねぎ(青い部分も)は斜め薄切り、にんじんは千切りにします。
②うまだし ねぎ醤油だれにコチュジャンと酢を加え、混ぜ合わせておきます。
③生地をつくります。ボウルに卵を溶きほぐし、冷水を加えて混ぜ、米粉と片栗粉、塩を加えて混ぜます。粉がなじんだら、長ねぎ、にんじん、かつお削節、白いりごまを加えて混ぜ合わせます。
④フライパンでごま油大さじ1(分量の半分)を中火で熱し、②の生地を入れて広げ、フライ返しで上から押さえつけて薄く平らにします。
弱めの中火で3〜4分焼きます。裏返して、再度フライ返しで上から押さえつけます。
残りのごま油大さじ1を鍋肌から回し入れ、カリッと焼き色がつくまで、さらに3〜4分焼きます。
⑤食べやすい大きさにカットして器に盛り、②のかけだれを添えます。
チヂミにお好みの量のかけだれをかけて食べます。
できあがり♪
季節の保存食アレンジレシピ 『ねぎたっぷりチヂミ風』