3月も半ばになりましたね。
冬ごもりをしていた生き物が土の中にも届いたあたたかい気配を感じて活動し始める時期です。
実際に虫が活動を始めるのは日平均気温が10℃を超えるようになってからで、鹿児島では2月下旬、東京や大阪で3月下旬、札幌は5月上旬頃に当たります。
虫が冬眠から目覚めるとそれを補食する小動物も冬眠から目覚め動き始めるのです。
しばらくすると、桃の花はほころび始めて、青虫が蝶になり舞い始めます。
春の役者たちが「やっと出番がきましたか!」と、はりきって登場するようなイメージですね。
3月 【和風月名 弥生 】
啓蟄 3月5日~3月19日
初候:蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく) 3月5日〜3月9日頃
次候:桃始笑 (ももはじめてさく) 3月10日〜3月14日頃
末候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる) 3月15日〜3月19日頃
春分 3月29日~4月3日
初候:雀始巣(すずめはじめてすくう) 3月20日〜3月24日頃
次候:桜始開(さくらはじめてひらく) 3月25日〜3月29日頃
末候:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) 3月30日〜4月3日頃
【春の食養生・身体養生】
春の養生についてはこちらをご覧ください。
季節の保存食アレンジレシピ
『春キャベツの水キムチとしらすのパスタ』
&
『春キャベツの水キムチ冷製味噌スープ』
前回ご紹介しました季節の保存食『春キャベツの水キムチ』を使ったアレンジレシピ2品です。
アレンジレシピ①
『春キャベツの水キムチとしらすのパスタ』
旨み、酸味、甘みのバランスがよい春キャベツの水キムチがあれば、漬け汁と一緒に和えるだけで、簡単に美味しくできちゃうパスタです。
しらすと枝豆がアクセントとなり、植物性乳酸菌とレモンの酸味でさっぱりといただける、これから温かくなる季節にぴったりの一品。冷製パスタにするのもおすすめです。
【材料】2人分
・パスタ(スパゲティー): 160g
〈A〉春キャベツの水キムチ:レシピ分量の半分(130~150g)
〈A〉しらす:40g
〈A〉ゆで枝豆:40g
・オリーブオイル:大さじ2
・春キャベツの水キムチの漬け汁:大さじ3
・春キャベツの水キムチのスライスレモン:4切
・黒こしょう:適宜
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【つくり方】
①スパゲティーは塩を入れたたっぷりのお湯で、表示時間より1分短くゆでます。ゆで汁はとっておきます。
②フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、〈A〉を加えてサッと炒め、①のゆで汁おたま1杯分と春キャベツの水キムチの漬け汁を加えます。
③水気をきったスパゲティーを加えて、手早く混ぜ、味をみて塩でととのえます。
④器に盛り、水キムチのスライスレモンを添え、黒こしょうをふります。
できあがり♪
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アレンジレシピ②
『春キャベツの水キムチ冷製味噌スープ』
「飲む漬けもの」といわれる水キムチは、旨みと植物性乳酸菌たっぷりの漬け汁も余すことなくいただきましょう。
漬け汁に、白味噌、生姜、すりごまを加え、冷蔵庫で冷やした、さっぱりとした冷汁のようなスープです。
具材は春キャベツと相性のよいミニトマトで、サラダ感覚でも召し上がっていただけます。
【材料】2人分
・春キャベツの水キムチ:80g
・ミニトマト:6個 〈縦半分に切る〉
〈A〉白味噌:大さじ1
〈A〉生姜(すりおろし):1かけ分(10g)
〈A〉白すりごま:大さじ1
〈A〉春キャベツの水キムチの漬け汁:200ml
〈A〉水:100ml
・白いりごま:適量
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【つくり方】
①ボウルに〈A〉の白味噌を入れ、水キムチの漬け汁を少しずつ加えながら溶き混ぜます。残りの〈A〉の材料を加えてよく混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やします。
② ①に春キャベツの水キムチ、カットしたミニトマトを加えて混ぜ合わせます。
③器に盛り、白いりごまをふります。
できあがり♪
季節の保存食アレンジレシピ 『ねぎたっぷりチヂミ風』