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【金柑の甘露煮のアレンジレシピ】『金柑と小豆のガトーショコラ風ケーキ』

執筆者の写真: morinonemorinone

【金柑の甘露煮のアレンジレシピ】『金柑と小豆のガトーショコラ風ケーキ』


冬の保存食『金柑の甘露煮』を使ったアレンジレシピです。



金柑のほんのり酸味のある甘さ、ココアのほろ苦さ、小豆の風味の組み合わせが抜群の相性です!

金柑の甘露煮を生地の中にもトッピングにもたっぷり使います。

バター、生クリーム、チョコレート、小麦粉を使わずにつくるガトーショコラのようなしっとりケーキです。





《材料》直径11×6×高さ5cmの小さいケーキ型 2個分

金柑の甘露煮:70g + トッピング用 3〜4個分

金柑の甘露煮のシロップ:大さじ4

・小豆(乾燥):50g(茹でると約 100g)

・卵:1個

・砂糖(きび糖):30g

・サラダ油(なたね油・米油・太白ごま油など):大さじ3


〈A〉米粉:50g

〈A〉ベーキングパウダー:小さじ1/2

〈A〉ココアパウダー:20g


〈トッピング〉

・ナッツ類(くるみ・アーモンド・かぼちゃのタネ・カシューナッツなど):適量

・ピンクペッパー:適量



《つくり方》

①小豆を柔らかく茹でます*下記《小豆の簡単手軽な茹で戻し方》参照。

 水けをきり、ブレンダーやすり鉢などでペースト状にします。


②金柑の甘露煮は粗く刻み、トッピング用は横半分にカットしておきます。

〈A〉の粉類はよく混ぜ合わせておきます。


③ボウルに卵、砂糖を入れ、泡立て器で白っぽくもったりするまで混ぜます。

 サラダ油を加えて混ぜます。


④①の小豆、②の金柑と〈A〉粉類、シロップを加え、スパチュラなどでよく混ぜ合わせます。

⑤オーブンシートを敷いた型に生地を入れて平らにならします。

 半分にカットした金柑の甘露煮を上に並べ、ナッツとピンクペッパーをちらします。

【金柑の甘露煮のアレンジレシピ】『金柑と小豆のガトーショコラ風ケーキ』

⑥180度に予熱したオーブンで25〜30分焼きます。

 そのままオーブンの中で10分ほどおき、余熱でさらに火を通します。

 竹串でさして生地がくっついてこなかったらOK。


⑦オーブンから取り出し粗熱を取ります。冷めたら型から外し切り分けます。


*油は、金柑の風味を生かすため、なるべく香りの少ないものを使ってください。

*ラップをして冷蔵庫でしっかり冷やしてから食べてもおいしいです。

ラム酒やブランデー(大さじ1くらい)を入れると大人の味わいに。




《小豆の簡単手軽な茹で戻し方》


少量の小豆を茹でるときにおすすめです。

洗った豆と熱湯を保温容器に入れて一定の時間保温するだけ。

置いておくだけという簡単で手軽に作れる上、省エネにもなります。

さらに豆が煮くずれしにくいというメリットもあります。


【金柑の甘露煮のアレンジレシピ】『金柑と小豆のガトーショコラ風ケーキ』小豆の茹で戻し方

《用意する道具》

・保温容器(保温ポット、保温ボトル、スープジャー、魔法瓶など)

《材 料》保温容器約500mlを使う場合

・小豆(乾燥)・・・ 70〜80gくらい(茹で上がると約2倍になります)

・熱湯    ・・・ 400mlくらい(保温容器の口いっぱい)×2回分


《材 料》保温容器約300mlの場合

・小豆(乾燥)・・・ 50gまで

・熱湯    ・・・ 約300ml(保温容器の口いっぱい)×2回分


《茹で戻し方》

①小豆を水洗いします。

②洗った小豆を保温容器に入れて、熱湯を保温容器の口いっぱいまで注ぎます。

フタをして3分ほど置いて保温容器と小豆を温め、一度お湯だけ捨てます。

③再度、熱湯を保温容器の口いっぱいまで注ぎ、すぐにフタをして、そのまま4~6時間置いておきます。

時々保温容器を軽く振って加熱のムラをなくすとよいでしょう。


④小豆の中に芯が残っていなく、指で簡単に潰せる状態になれば茹で戻し完成です。


〈メモ〉

*豆は80℃以上を一定時間加熱すれば茹で上がります。

保温容器によっては、数時間するとお湯が冷めてしまうことがあります。

2〜3時間おいて様子をみて、お湯が冷めているようだったら再度熱湯に変えてください。

*4~6時間後に様子を見て、まだ豆が固いようなら保温時間を延長してください(一晩おく)。

または、鍋に移して15〜20分ほど茹でてフタして蒸らします。






 

旬の食材のこと

『金柑』



【冬の保存食レシピ】師走(12月)金柑

金柑の栽培は主に「温室」と「ハウス」、それに「露地」の3つの栽培スタイルがあります。

温室栽培の物が早ければ11月末頃から収穫が始まります。露地物は1月から3月にかけて収穫されます。


最も美味しく、沢山出回る旬の時期は1月中旬から3月上旬までとなります。


金柑は柑橘属ではなく「金柑属」の仲間で、ミカンなどと異なり皮ごと食べられる果物です。


柑橘類の皮の部分などに多く含まれるヘスペリジンは、これまで様々な研究から健康維持に役立つ効果があるとされています。

具体的には毛細血管の強化や血中コレステロール値の改善効果、血流改善効果、抗アレルギー作用、発ガン抑制作用など。

皮ごと食べる金柑はこのヘスペリジンを摂取しやすい果物だといえます。


また、ビタミンC、ビタミンE、などが多く含まれ、昔から風邪の予防や、咳止めやのどの痛みを抑える民間薬として親しまれてきました。


店頭にて選ぶ際には、色が少し紅色を帯びた濃い色で艶があり、粒が大きく、表面に張りがあって重みを感じるものを選びます。また、へたの部分が茶色っぽくなっていなく新鮮なものかどうか確かめます。


冷蔵庫に入れる場合は、乾燥しないようポリの袋などに入れるようにしてください。基本的には2週間程度日持ちしますが、なるべく早く使うようにしましょう。






 



12月 【和風月名 師走】



















【金柑の甘露煮のアレンジレシピ】『金柑と小豆のガトーショコラ風ケーキ』

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