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【冬の保存食レシピ】師走(12月)《白菜の柚子こしょう漬け》

執筆者の写真: morinonemorinone

【冬の保存食レシピ】師走(12月)《白菜の柚子こしょう漬け》

柚子こしょうの香りと、ほんのりと辛さがアクセントとなった白菜の浅漬けです。


昆布や醤油が加わり、奥行きのある風味があとを引きます。

箸休めやおつまみはもちろん、おもてなし料理などにもおすすめの一品です。


【冬の保存食レシピ】師走(12月)《白菜の柚子こしょう漬け》


《材料》作りやすい分量

・白菜: 中玉サイズ 縦に1/8株(約300g)

・塩:6g(*白菜の重量の2%)


・酒:大さじ1

・みりん:大さじ1

・醤油:小さじ1

・柚子こしょう:小さじ1〜2(お好みで調整)

・刻み昆布:2g



《作り方》

①白菜は2〜3cm幅にざく切りしてボウルに入れ、塩をまぶして軽く混ぜ、しんなりするまで30分以上おきます。

白菜がしんなりしたら水気をしっかりと絞ります。


【冬の保存食レシピ】師走(12月)《白菜の柚子こしょう漬け》

②小鍋に酒とみりんを入れて一煮立ちさせアルコールを飛ばしたら、火を止めて冷まします。

 醤油、柚子こしょうを加えて混ぜ合わせます。


③ジッパー付き保存袋に①、②、刻み昆布入れてまんべんなく混ぜ、袋の上から軽く揉みます。

袋の中の空気をしっかり抜いて口を閉じ、冷蔵庫で1時間以上漬け込んで味をなじませます。

 

【冬の保存食レシピ】師走(12月)《白菜の柚子こしょう漬け》

〈メモ〉

*塩漬けした後に味見して、塩気が強いようでしたら、さっと水で洗ってから水けを絞ってください。

*柚子こしょうによって塩気や辛さが違いますので、柚子こしょうの量はお好みの味に調整してください。


〈食べ頃〉

漬け込み1時間後くらいから食べられますが、一晩漬けるとより味がなじんで美味しくなります。


〈保存〉

冷蔵庫で1週間ほどがちょうどよい美味しさの目安です。1週間以上経つと発酵が進んで酸味が強くなってきます。


〈応用メニュー〉

・豚肉や鶏肉との相性がよく、お肉をさっぱりと食べられます。きのこ類ともよく合います。煮物、鍋物、炒めものなど。

・ポン酢、鰹節、すりごま、海苔、ごま油、オリーブオイルなどで和えものに。マヨネーズ和えも美味しいです!

・時間が経って酸味が増した時は、ごま油、醤油、ポン酢、出汁、ラー油、七味などで炒めものにすると、酸味が落ち着いて食べやすくなります。

・スープ、鍋、うどん、ラーメン、雑炊。

・チャーハン、あんかけ焼きそば、餃子。

・アンチョビ、ベーコン、きのこ、にんにくなどと和風パスタにするのもおすすめです。






 

の保存食白菜の柚子こしょう漬け』を使ったアレンジレシピ



【冬の保存食レシピ】師走(12月)《白菜の柚子こしょう漬け》




 

旬の食材のこと

『白菜』


【冬の保存食レシピ】師走(12月)白菜

白菜は英語で「チャイニーズ・キャベツ」とも言われるように中国原産で、東洋を代表する野菜のひとつです。


現在の主流は、内側が黄色みを帯びた黄芯系。

鮮やかなオレンジ色の品種もあります。


白菜が最も美味しい季節は霜が降りる頃の晩秋から冬にかけて。

寒くなると、白菜は自身が凍らないように糖分を蓄えるようになるため、旬の白菜は甘みが増して一層おいしくなります。丁度鍋が美味しくなる季節ですね。


出荷量が最も多い期間なので、スーパーなどで手頃な価格で手に入るのもこの頃です。


旬の時季以外にも白菜が手に入るのは、産地を変えて1年を通して生産されているからです。


秋冬の白菜が茨城県や愛知県などの都市に近い地域で栽培されている一方で、夏の時季は長野県や群馬県などの涼しい地域で生産されています。冬の白菜よりも甘みは少なく小ぶりですが、みずみずしいのが特徴です。


水分が多く、低カロリーな野菜で、比較的多く含まれるのがカリウムとビタミンC。

カリウムは体内の余分な塩分を排出するので、高血圧の予防や、老廃物の排出を促進する働きがあるといわれています。


白菜は、ずっしりと重みのあるものの方が巻きもしっかりしていて美味しいといわれています。

手に取ってみて重たく感じるもの、カットされている場合は、葉がしっかり詰まっていて断面が平らで切り口がみずみずしく白いものを選びましょう。


芯の長さが1/3より長いものは育ちすぎていて味が落ちる傾向にあります。

中の葉先まで白い物より、黄色みを帯びている物の方が美味しいです。


保存するには、他の野菜でも同じですが、本来上になっている部分を上にします。

つまり縦にして保存する方が日持ちするということです。

丸のままの場合、濡れた新聞紙などでくるみ、袋に入れて冷蔵庫の野菜庫に入れておくとかなり日持ちします。


切ってからはラップでしっかりと包んで冷蔵し、早めに食べましょう。

白菜は買ってきてからも成長する野菜ですので、軸の切り口にナイフで繊維に沿うように切り込みを何度か入れておくといいそうですよ。


煮込むと甘味が出てとろけるようなやわらかさになり、漬け物にするとほどよい食感を残したまま味がよくしみこむ食材ですね。

ちなみに、白菜をゆでたり煮込んだりすると、栄養が煮汁に溶け出してしまうそうですので、これらもなるべく残さず摂るようにしましょう。

もったいないですのでね。





 



12月 【和風月名 師走】



















【冬の保存食レシピ】師走(12月)《白菜の柚子こしょう漬け》

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