
春の保存食『春キャベツの水キムチ』を使ったアレンジレシピです。
「飲む漬けもの」といわれる水キムチは、旨みと植物性乳酸菌たっぷりの漬け汁も余すことなくいただきましょう。
漬け汁に、白味噌、生姜、すりごまを加え、冷蔵庫で冷やした、さっぱりとした冷汁のようなスープです。
具材は春キャベツと相性のよいミニトマトで、サラダ感覚でも召し上がっていただけます。

【材料】2人分
・春キャベツの水キムチ:80g
・ミニトマト:6個 〈縦半分に切る〉
〈A〉白味噌:大さじ1
〈A〉生姜(すりおろし):1かけ分(10g)
〈A〉白すりごま:大さじ1
〈A〉春キャベツの水キムチの漬け汁:200ml
〈A〉水:100ml
・白いりごま:適量
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【つくり方】
①ボウルに〈A〉の白味噌を入れ、水キムチの漬け汁を少しずつ加えながら溶き混ぜます。残りの〈A〉の材料を加えてよく混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やします。

② ①に春キャベツの水キムチ、カットしたミニトマトを加えて混ぜ合わせます。

③器に盛り、白いりごまをふります。
できあがり♪
旬の食材 のこと
『春キャベツ』

キャベツには種類があって、その種類が出荷時期によって分類されています。
よく知られているのが、4~6月に収穫する春キャベツ(別名:春玉、新キャベツ)。
そして、11~3月に食べごろを迎える冬キャベツ(別名:寒玉、冬玉)ですね。
これらは、収穫の時期だけでなく、生産地も味わいも異なります。
春キャベツは、海洋性気候で、冬でも暖かい地域で栽培されます。
千葉県の銚子地域、神奈川県の三浦地域などが主産地。
冬キャベツは愛知県の東三河地域、神奈川県の三浦地域、千葉県の銚子地域などです。
このほか、7~10月に出回る夏秋キャベツもあります。
群馬県の嬬恋村、長野県の野辺山などの高原地域で生産されていて、高原キャベツとも呼ばれます。

春キャベツは、秋から冬にかけて種をまき早春から初夏にかけて収穫します。
立春を越えると、日差しが強くなり、植物の葉は一斉に生え始める時期となるので、 生長段階の中盤になると成長が一気に加速。
ゆっくり育ち、楕円形で葉に厚みがあり、ギュッと詰まっている冬キャベツに比べて葉の巻きがゆるく丸い球形で、ふっくらとやわらかい食感、甘さと瑞々しさを楽しむことができます。
生のままサラダなどで食べると、キャベツの鮮度や甘みをいっそう感じられます。
葉がやわらかいので、気軽に食べられる即席漬けにしてもよいでしょう。

↑春キャベツ

↑冬キャベツ
栄養価は両者であまり違いはないそうですよ。
ただ、選び方は正反対なんです。
冬キャベツは、ずっしりと重く巻きが固いものがよい、といわれていますね。
春キャベツは、 巻きがゆるくふんわりしていて大きさの割に軽いもののほうが、水分が多く柔らかくて美味しいとされています。
キャベツの葉の外側の数枚は雑菌がついている可能性もあるそうなので、煮物や炒め物などの加熱調理に使とよいようです。サラダやせん切りなど、生で食べる場合は、内側の葉を使いましょう。
余談なのですが、「芽キャベツ」もキャベツの仲間なのでしょうか?

芽キャベツは、分類上れっきとしたキャベツの仲間だそうですが、“キャベツの若芽”ではなく、原種となるケールから分化する過程で、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどと共に生まれた違う品種だそうです。
「子持ちキャベツ」とも呼ばれ、茎に小さな球が50~60個程度びっしりと実が成ります。
ちなみに、芽キャベツの旬は冬で、12月~2月だそうです。

3月 【和風月名 弥生】
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【春キャベツの水キムチのアレンジレシピ】『春キャベツの水キムチ冷製味噌スープ』
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