【緑の豆のオイル漬けのアレンジレシピ】『緑の豆とえびのシンプルリゾット』
- morinone
- 5月1日
- 読了時間: 5分

季節の保存食『緑の豆のオイル漬け』を使ったアレンジレシピです。
炊いたご飯でつくる、簡単でやさしい味わいのシンプルなリゾットです。
オイル漬けのオイルには、豆とにんにくの風味が染み込み、塩も加わっているので、調味料として豆と一緒に使います。
緑色の豆とえびの彩りが春らしく、パルメザンチーズとバターの香りも相まって食欲をそそります。

【材料】2人分
・緑の豆のオイル漬け:150g
・むきえび:80g
・玉ねぎ:1/4個(粗みじん切り)
・炊いたご飯:200g
・水:100ml
・緑の豆のオイル漬けのオイル:大さじ1+小さじ1(仕上げ用)
・バター:5g
・白ワイン(または酒):大さじ1/2
・パルメザンチーズ(または粉チーズ):適量
・塩:小さじ1/2
・粗挽き黒こしょう:適量
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【つくり方】
①玉ねぎは粗みじん切りにします。
②鍋にオイル漬けのオイルを入れ、玉ねぎを中火で炒めて軽く塩を振り(分量外)、
玉ねぎが透き通ってきたらえびと白ワインを加えて、えびの色が変わり始めるまで炒めます。

③ご飯、水、塩、緑の豆のオイル漬けを加え、強めの中火で水分が少なくなるまで煮ます。最後にバターを加えて溶かしながら混ぜ合わせ、味をみて塩(分量外)で味を調えます。


④器に盛り付け、パルメザンチーズと粗挽き黒こしょうをふり、さらにオイル漬けのオイルをまわしかけます。

できあがり♪

旬の食材のこと
『緑の豆(そら豆・グリーンピース・枝豆)』
【グリーンピース】

市場に出回っている、「さやえんどう」「グリンピース」「スナップエンドウ」は、分類上同じものであることをご存知でしたか?
「えんどう豆」の生長度合いや品種によって、異なる名前で呼ばれているのです。

↑サヤがやわらかい早期に収穫するのが「絹さや(さやえんどう)」。

↑これよりも少し生長し、熟す前のえんどうを、むき実にして食べる「実えんどう」の仲間の1つがグリーンピースです。
缶詰や冷凍品などで年中、出回っていますが、グリーンピースの旬は3~6月にかけて。
ほっくりして、香りも甘みも格別です。
未熟だった豆はその後、完熟した緑色や赤などの豆になり、緑色の青えんどうは煮豆などに、赤(茶)色の赤えんどうは和菓子の餡などにそれぞれ利用されます。
先人たちは、えんどうの生長過程で美味しい部分が違うのに気付き、それぞれを上手に食してきたのですね。
↓ちなみに、実もさやも同時においしく食べようと改良されたのが「スナップエンドウ」で、近年人気の出てきた品種ですね。

グリーンピースというと、シュウマイの上にのっているイメージがありませんか?
実はグリーンピースがシュウマイにのっているのは日本発祥なのだそうですよ!

残念ながら日本のシュウマイの歴史に関しては記録がないらしく、正確な理由はわからないそうですが、一般的に昔からよく言われているのは
「給食を子どもたちに楽しんで食べてもらうためにイチゴのショートケーキをイメージした」
「蒸籠を開けた時に湯気の中でも数を把握しやすいように目印代わりにのせた」
「冷凍食品メーカーが見栄えや栄養バランスを考慮した」という説。
ちなみに、大手食品メーカーの方の話によると、最近ではカニやエビシューマイもあることから、実は40年以上前から、だんだんのせるメーカーは少なくなってきているのだそうです。
もはや、グリーンピースつきのシュウマイは希少?!
今の子供たちが描くシュウマイに、グリーンピースはのっていないのかもしれませんね。w
【枝豆】

枝豆は大豆(ダイズ)が完熟する前の若い状態で収穫して食べるもの、つまり、未成熟の大豆です。
色が青いうちに収穫したものが枝豆、完熟して茶色くなってから収穫したものが大豆になります。

この未成熟の大豆を食べるという食習慣は、日本独自のことで、枝豆の発祥地は日本なのです。
(※大豆の発祥地は中国とのこと)
最近は、日本食ブームや冷凍品の普及により海外でも食べられるようになり、英語でも「edamame」と表現されるのだそうですよ。
収穫時期が異なるだけでどちらも同じ植物ですが、大豆は豆類、枝豆は野菜類に分類されます。
品種改良によって枝豆に適した専用種も開発され、近年は白毛豆(青豆)以外や茶豆種、黒豆種など、枝豆専用の品種だけで400種類もあるそうですよ。
枝豆をおいしく食べられるのは、主に夏の時期です。
地域によって細かな時期は異なりますが、6~8月ごろに旬を迎えます。
枝豆は鮮度がとても重要で「枝豆は湯を沸かしてから収穫にいけ!」と言われるほど。
それは、枝豆が収穫後も生長を続け、その維持活動に「糖」を使うため。
収穫をしたその瞬間にも最も糖を含んでいて、後は刻一刻と糖の含有量が減ってしまうからです。
味が落ちる原因になるので常温保存は避け、一度塩茹でしてから冷蔵庫に入れて保存。
下茹ですることで、味が落ちるのを防ぎやすくなります。
枝豆のおいしさを保ったまま長期保存したい場合は、少し固めに茹でて冷凍するのがおすすめです。
【そら豆】

詳しくはこちらをご覧ください。
5月 【和風月名 皐月】
【二十四節気・七十二候】についてはこちら
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