1月も半ばになりましたね。
寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季です。
二十四節気の小寒に入ることを「寒の入り(かんのいり)」といいましたが、大寒が終わることを「寒の明け(かんのあけ)」と呼びます。
小寒から立春までの30日間を寒の内(かんのうち)といい、大寒はそのまん中にあたります。
寒の内は、1年でもっとも寒い時期ですので、各地で最低気温を記録するのもこのころです。
それは春に向けエネルギーをたくわえる大切な季節でもあるのです。
まだまだ寒いながら、冬の極みは過ぎ去り、寒さの中にも少しずつ春の気配を感じるように。
これからは、日が次第に長くなり、少しずつ暖かくなっていきます。
「春隣り」という、もうすぐそこまで春が来ているという意味の冬の季語があるように、たとえ寒さが厳しい日にも、太陽の光は強さを増していきます。
体感的にも「三寒四温」という言葉通り、寒い日が三日続くと、その後の四日は暖かくなり、寒い中にも少しだけ春の気配を感じられるようになっていきます。
1月 【和風月名 睦月 】
小寒 1月6日~1月19日
初候:芹乃栄(せりすなわちさかう) 1月6日〜1月10日頃
次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ) 1月11日〜1月15日頃
末候:雉始雊(きじはじめてなく) 1月16日〜1月19日頃
大寒 1月20日~2月3日
初候:款冬華(ふきのはなさく)1月20日〜1月24日頃
次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる) 1月25日〜1月29日頃
末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく) 1月30日〜2月3日頃
【冬の土用の食養生・身体養生】
冬の土用養生についてはこちらをご覧ください。
季節の保存食アレンジレシピ
『大根たっぷりサバサンド』
前回ご紹介しました季節の保存食『大根の柚子甘酢漬け』を使ったアレンジレシピです。
トルコ名物サバサンドをアレンジ。
「大根の柚子甘酢漬け」をピクルス感覚で味わう、和テイストのサバサンドです。
柚子の風味、さっぱりした大根の甘酢漬け、醤油を加えたマヨネーズがポイント。
脂がのったジューシーなサバの旨みと「大根の柚子甘酢漬け」の酸味と甘味が抜群の組み合わせで、ボリュームはありますがさっぱりといただけます。
【材料】2人分
・大根の柚子甘酢漬け:20枚
・サバ(切り身):2切・塩:適量
・酒:大さじ2
・バケット:1本
・玉ねぎ:1/4個
・青じそ:6枚
・グリーンリーフ(レタス):2枚
・バター(常温に戻す):大さじ2
〈A〉マヨネーズ:大さじ2
〈A〉醤油:小さじ1/2
〈A〉粒マスタード:大さじ1
【つくり方】
①サバの切り身は骨があれば取り除き、皮面に斜めに浅く2〜3本切れ目を入れ、全体に薄く塩と酒をふり、10〜15分ほどおき、キッチンペーパーで水気をふき取ります。再度、塩を全体にふります。
玉ねぎは、薄くスライスして水に5分程さらして水けをきります。
②フライパンに油を入れ、サバの皮目を下にして並べ入れ、中火で3〜4分焼きます。皮目に焼き色がついたら裏返し、フタをして弱火で4〜5分焼きます。
③バケットは半分の長さに切り、横に切り込みを入れ、内側にバターを塗って軽くトーストします。
〈A〉を合わせ、バケットの内側に薄く塗ります。
④③の片側に、バケットのサイズに合わせてちぎったグリーンリーフ1枚分、青じそ3枚、玉ねぎをのせ、その上に大根の柚子甘酢漬け5枚、サバを1切、さらに大根の柚子甘酢漬け5枚をのせて挟みます。
できあがり。
*トーストした食パンやフォカッチャなどに挟んでカットして食べても。
季節の保存食アレンジレシピ
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