秋の保存食『秋刀魚のオイル煮』を使ったアレンジレシピです。
秋は新米の季節でもありますね。
秋刀魚のオイル煮のオイルでソテーしたきのこと合わせ、秋刀魚、新米ごはん、きのこの組み合わせで、まさに秋の味覚三昧!
旨みが凝縮された秋刀魚とにんにくやハーブのきいたオイルの風味で食がすすみます。
トッピングのすだち、青じそ、甘酢漬け生姜がさっぱりとまとめてくれる、秋を感じる混ぜごはんです。
熱々の出汁をかけて山葵たっぷりのだし茶漬けでいただくのも美味しいですよ。
【材料】2人分
・秋刀魚のオイル煮:1尾分
・秋刀魚のオイル煮のオイル:大さじ1
・きのこ(しめじ・舞茸・エリンギ・椎茸など):合わせて100g
・塩:適量
・黒こしょう:適量
・ごはん:2杯分
・青じそ:3枚
・すだち:1個
・白いりごま:適量
・甘酢漬け生姜:適量
【つくり方】
①秋刀魚のオイル煮は、骨とヒレを取り除いて粗くほぐします。
きのこはキッチンペーパーなどで汚れをはらい、食べやすい大きさにします。
青じそは細切り、甘酢漬け生姜も細切り、すだちは半分に切ります。
②フライパンに秋刀魚のオイル煮のオイルを入れて中火にかけ、きのこを塩、黒こしょうでソテーします。
ほぐした秋刀魚を加え、軽く炒めて混ぜ合わせます。
③器にごはんを盛り、②をのせます。
青じそをのせ、白いりごまをふり、すだちと甘酢漬け生姜を添えます。
食べる際に全体を混ぜ合わせて取り分け、すだちを搾っていただきます。
◎きのこは複数の種類を合わせると風味に深みが出ます。
◎熱々の出汁をかけて山葵たっぷりのだし茶漬けでいただくのもおすすめです。
旬の食材のこと
『秋刀魚(さんま)』
秋にとれる魚で、形も色も刀に似ていることから、漢字では「秋刀魚」と表記されます。
販売時期は毎年9月〜10月のおよそ1ヶ月だけとなります。
漁獲される時期により、脂肪の含有量に差が出ます。
9〜10月に三陸沖から房州沖で漁獲されるものが、脂がのった最高品といわれているそうです。
ちなみに三陸では9月の走りは価格が倍程で取引されますが、水揚が安定する中旬には価格は半額程度まで下がってくるそうですよ。
鮮度や品質の見分け方は、
・背は青黒く、腹は白銀色でキラキラして、境界がくっきりしているもの ・身が固く、持ち上げたときにへたらないもの ・口の先と尾の付け根がほんのり黄色かオレンジ色
・目が濁っていないもの
などがあります。
秋刀魚は餌を食べてから排出するまでの時間が短いために、内臓にえぐみがなく、「はらわた」も美味しく食べられるのが特徴です。
塩焼きも、輪切りにして煮付ける時も、はらわたを出さずに使いましょう。
「さんまが出ると按摩が引っ込む」ということわざをご存知ですか?
“さんまを食べる時期には人々が健康になり、もみ療治の必要がなくなる“という例えになるほど、昔から栄養価が高い食材とされていたということですね。
9月 【和風月名 長月】
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【秋刀魚のオイル煮のアレンジレシピ】『秋刀魚ときのこの混ぜごはん』
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