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【大根の柚子甘酢漬けのアレンジレシピ】『大根たっぷりサバサンド』

執筆者の写真: morinonemorinone

季節の保存食アレンジレシピ『大根たっぷりサバサンド』

冬の保存食『大根の柚子甘酢漬け』を使ったアレンジレシピです。

 

トルコ名物サバサンドをアレンジ。

「大根の柚子甘酢漬け」をピクルス感覚で味わう、和テイストのサバサンドです。


柚子の風味、さっぱりした大根の甘酢漬け、醤油を加えたマヨネーズがポイント。

脂がのったジューシーなサバの旨みと「大根の柚子甘酢漬け」の酸味と甘味が抜群の組み合わせで、ボリュームはありますがさっぱりといただけます。


季節の保存食アレンジレシピ『大根たっぷりサバサンド』の材料

【材料】2人分


・大根の柚子甘酢漬け:20枚

・サバ(切り身):2切・塩:適量

・酒:大さじ2

・バケット:1本

・玉ねぎ:1/4個

・青じそ:6枚

・グリーンリーフ(レタス):2枚

・バター(常温に戻す):大さじ2

 

〈A〉マヨネーズ:大さじ2

〈A〉醤油:小さじ1/2

〈A〉粒マスタード:大さじ1



【つくり方】

 

①サバの切り身は骨があれば取り除き、皮面に斜めに浅く2〜3本切れ目を入れ、全体に薄く塩と酒をふり、10〜15分ほどおき、キッチンペーパーで水気をふき取ります。再度、塩を全体にふります。

玉ねぎは、薄くスライスして水に5分程さらして水けをきります。


季節の保存食アレンジレシピ『大根たっぷりサバサンド』の作り方

②フライパンに油を入れ、サバの皮目を下にして並べ入れ、中火で3〜4分焼きます。皮目に焼き色がついたら裏返し、フタをして弱火で4〜5分焼きます。


季節の保存食アレンジレシピ『大根たっぷりサバサンド』の作り方

③バケットは半分の長さに切り、横に切り込みを入れ、内側にバターを塗って軽くトーストします。

〈A〉を合わせ、バケットの内側に薄く塗ります。


④③の片側に、バケットのサイズに合わせてちぎったグリーンリーフ1枚分、青じそ3枚、玉ねぎをのせ、その上に大根の柚子甘酢漬け5枚、サバを1切、さらに大根の柚子甘酢漬け5枚をのせて挟みます。


季節の保存食アレンジレシピ『大根たっぷりサバサンド』の作り方

できあがり。

*トーストした食パンやフォカッチャなどに挟んでカットして食べても。


季節の保存食アレンジレシピ『大根たっぷりサバサンド』


 

旬の食材のこと

大根


大根

大根の名前は「大きな根」という意味から、最初は「オオネ」と呼ばれていましたが、音読みになり「ダイコン」となったそうです。


春の七草である「スズシロ」は大根のことを指しますが、厳密にいうと大根の根ではなく葉を指すそうです。

確かに、スーパーなどで販売されている七草粥セットには、小さな大根の葉が入っていますね!


間引き大根

大根はとても歴史が古い野菜で、日本には8世紀ごろ中国南部から渡来しました。

広く栽培されるようになったのは江戸時代からだそうです。

保存食として漬物や切干大根などの加工も行われ、飢餓対策として作付けが奨励された上、古くから全国で作られてきたことから地方独特の品種が多く、200種類以上あるといわれています。


大根は白以外にもあり、神奈川県三浦市の特産野菜として栽培されているレディサラダは赤、

ヨーロッパ原産の黒丸大根は、表面の皮は真っ黒です。(中は一般的な大根と同じく真っ白)


赤い大根


他にも緑・紫・黄色などがあり、大きさもさまざまで、京都の伝統野菜として有名な聖護院大根は、一般的な大根よりも丸い形、原産地がヨーロッパの二十日大根(別名ラディッシュ)は小さい大根です。



聖護院大根

ラディッシュ(二十日大根)

昔は、大根と言えば白首でしたが、現在では漬物用以外のほとんどが青首大根。

生産量は大根全体の9割以上を占めているそうです。

青首大根は独特の辛みが少なくて甘みが強く、どんな土質でも育ちやすいという特徴があり、全国に普及しました。


通年出回っていますが、冬の時期の大根は寒さから身を守るために糖分が増すので、みずみずしくて甘みがあります


(逆に、気温が高い春や夏に生産される大根は、害虫から身を守るために、冬大根に比べて辛みが強くなるのが特徴です。)


部位によって味わいの異なる大根

青首大根は、葉に近い部分は辛味が少なくサラダなどに、根に近づくにつれて辛味が強くなるため、薬味用の大根おろしや漬物、マリネにするのがおすすめですよ。


これは地上に近い上部は寒さで凍らないように糖度を上げるため甘く、先端の下部は土中の虫よけのために辛みがあるといわれています。


1本のダイコンでも上と下では10倍以上も辛さに差があるそうです。

植物の生存戦略が、味わいを左右するのですね!


おろし方、部位によって味わいが異なる大根おろし

大根の辛み成分「イソチオシアネート」は、大根をすりおろしたり切ることで生成されます。

イソチオシアネートは揮発性のため、辛みを好む場合は食べる直前におろすのがおすすめです。


逆に、繊維にそってすりおろすと細胞が壊れにくいため、辛み成分が生成されにくく辛みが抑えられます。


さらに、辛味が強い大根おろしは、食べる前に電子レンジで数秒加熱すると辛味を抑えることができるそうですよ。

(加熱の目安は大根おろし100gに対して30秒ほどが目安)。


大根の花

ところで、大根の花言葉って、聞いたことがありますか?


大根の花言葉は「潔白」「適応力」だそうです。


大根が白く、別名スズシロ(清白)と呼ばれたほどですし、花も白いので、「潔白」というのはわかるのですが、大根がどのような料理にも合い、味がよく染み込むことから「適応力」という花言葉がつけられたという話は、ちょっと面白いと思いませんか?


やはり、「食べて」みて名付けたり、特徴を表したりするものが結構ありますね。w

ものの由来って、時には浪漫があったり、時にはとても安直だったりして、本当に面白いです。


 

1月 【和風月名 睦月】








 








【大根の柚子甘酢漬けのアレンジレシピ】『大根たっぷりサバサンド』

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